制作年度:
制作国:日本
個人評価:5/5
高畑勲監督の長編アニメーション。
高畑さんの映画は「平成狸合戦ぽんぽこ」を子供の頃に見て以来、
子どもの自分にはどうもとっつき難い気がして
テレビでやっててもあんまり見ることはなかったのだが、
これはスゴイ作品だと思う。
高畑さんの脚色もあるのだとは思うが、
1000年以上昔に作られたかぐや姫の話が、
こんなに現代の自分の心を震わせるとは思わなかった。
こんなSFで不思議な話を、よく本屋も無い大昔の人間が思い付いたもんだ。
映像は非常に独特である。
筆や鉛筆で描いたような素朴な絵柄がアニメーションする。
背景も非常に綺麗に書かれているが、
敢えてきっちりした絵になっていない感じ。
絵巻物の躍動感ある絵をそのまま動かしたような独特のアニメだ。
キャラクターも結構ディフォルメされていて漫画的に表現されている。
この感じ、僕の世代の人ならよく見ていたであろう
「マンガ 日本昔話」を彷彿とさせる演出だ。
アレをスタジオジブリの技術と高畑さんの演出で
最高に洗練させるとこうなるのかーと感慨深い。
人物や動植物の動きの細かさや、服装や道具のディテール等、
人の生きている環境の表現が
高畑さんらしくしつこいくらい丁寧に作られていて、
一つの芸術作品のような感じである。
アニメ映画ではあるがどう見ても大人向けの内容で、
かぐや姫の視線を通して、「生きる」ってどういうことなのか
を考えされられるような話だった。
かぐや姫は月に帰らなければならないが、
僕は死ぬまで生き続けることができる、
それって幸せなことなんだなあ と思わされた。
あと、地井さんの演技がすごくいい。
他の人もみんないいが、
地井さん演ずる翁の優しさと愚かさが僕は大好きだ。
【ここからネタバレ】
物理的にも精神的にもゆらぎの無い、おそらく天国である月で、
ゆらぎに溢れた地球で生きることに憧れたこと、
ゆらいでしまったこと、それがかぐや姫の罪ではないだろうか。
そして、その地球に転生させ、
嬉しいこと楽しいことと同時に辛いこと苦しいこと、
つまりゆらぎを体験することが、月の王が降した罰のように思えた。
おそらく、転生の際の約束は
「この世界にいたくない、死にたい」と思ってしまったら終わり
というものなのだろう。
転生するにあたって、
月の王は人の暮らしをするにあたって、誰もが望むものを全て与えた。
美しい容姿、賢い頭脳、健康な身体、富、ちょっとした超常の力まである。
これが結果的に翁の男親らしい暴走を招き、
かぐや姫は翁の思い描く「幸せ」の押しつけに悩むことになるのだが、
月の王はこうなることを見越して、
意地悪的にあらゆるものを与えたわけではないと思う。
なぜならかぐや姫は翁の暴走を止めることもできたのだ。
翁は基本的にはかぐや姫の幸せしか願っていない善良の人に思えた。
かぐや姫がどんな行動をとっても、翁は決して叱ったりしなかったことから、そう感じられた。
かぐや姫が翁の押しつけを望まないことをはっきり伝えれば、
おそらく翁もそれ以上の無理強いはしなかったであろう。
つまり、厭らしい貴族生活はかぐや姫が自分で選んでしまった結果でもある。
捨丸達と山の暮らしを続ける選択肢もあったのだ。
とはいえ、あんなに嬉しそうな翁に水を差すようなことは
誰だって言い出しづらいに決まっている。
なんたって相手は自分のために喜んでくれているのだから。
結局、拒むことだできず翁の敷いたレールに乗ってしまうことになる。
こういった描写がどこか現代的で、かぐや姫に感情移入しやすくしている気がする。
また一方で、貴族としての生活を割り切って楽しむこともできたと思われる。
かぐや姫自身、最初に屋敷ときれいな着物を見た時に大いにはしゃいでいたし、
求婚してきた貴族達も、みな貴族らしく歪んでいたが一途ではあった。
なによりあの猫っぽい侍女はいつも楽しそうだった。
あの侍女のように軽やかに生きていれば、貴族の世界でも楽しく生きられたかもしれない。
かぐや姫が幼い頃の思い出にこだわった結果、
自分の生きている世界を冷たく、辛いものにしてしまったとも言える。
さらに言うと、仮に翁の申し出を拒んで捨丸達との山の生活を送ったとしても、
必ずしも幸せになっていたとは限らないのだ。
よく批判されているところに、捨丸が妻子がいるにも関わらず、
かぐや姫と一緒に「逃げよう」と提案するシーンがある。
不倫だ何だということはどうでもよくて、
これが現実の象徴のように僕は思う。
捨丸だって完璧ではないのだ。一時の衝動でコロッと変わってしまうこともあるのだ。
おそらく山の暮らしを続けても、いつかは同じように
「この世界にいたくない」と思う時が来るのではないだろうか。
完璧な存在である月の王はそれを知っていて
かぐや姫を地球に降ろしたように僕は思う。
かぐや姫は生きることを楽しむために地球へ行ったのに、
様々な思考に支配されて、いつしか楽しむことを忘れてしまった。
かぐや姫は可愛そうな存在である。
生きている間は山も谷もあるから、
本気度はともかく、「死にたい」と願うことは幾度もあるだろう。
僕らはかぐや姫じゃないので、願ったところで実行に移さなければ、
生きることを続けることができる。
どういう状況でも、楽しもうと思えば楽しめるものである。
生きるために生まれてきたのであれば、生きることを楽しんだ方がいいよ
そういうメッセージをこの作品から受けた気がした。
2015年2月19日木曜日
2015年2月14日土曜日
ひまわり
原題:I GIRASOLI/SUNFLOWER
制作年度:1970年
制作国:イタリア
個人評価:3/5
筋肉少女帯でもカバーしている特徴的なテーマ曲と、
壮大なひまわり畑の映像で有名なイタリア映画。
第二次世界大戦によって引き裂かれた夫婦の悲劇の話。
本当に起こりそうな話だし、悲しいストーリーなのだが、
あんまり心に響く感じがしなかった、なんでだろう?
一つはイタリアという土地柄、
戦争中でも戦後でもどこか陽気で、
日本の戦争映画みたいな重苦しさやみじめさがあまりなく、
話は暗いのに、あーイタリアってなんか明るい!
って感じてしまうからかも。
もう一つはソフィア・ローレン。
すごくきれいな人だとは思うんだが、
すごく気が強そうで、しかも役も気の強そうで、
なんだか見てて恐い人。
こんな人にガーって詰め寄られたらヤだなあ
と思ってしまう。
ひまわり畑は美しかった。
ソ連との戦争で死んだ兵士達が埋められた場所と言っていた。
実際の場所はウクライナらしい。
ここが今は紛争地になってしまっているんだから、
なんか人類って70年前から全然成長してないのかなあ。
制作年度:1970年
制作国:イタリア
個人評価:3/5
筋肉少女帯でもカバーしている特徴的なテーマ曲と、
壮大なひまわり畑の映像で有名なイタリア映画。
第二次世界大戦によって引き裂かれた夫婦の悲劇の話。
本当に起こりそうな話だし、悲しいストーリーなのだが、
あんまり心に響く感じがしなかった、なんでだろう?
一つはイタリアという土地柄、
戦争中でも戦後でもどこか陽気で、
日本の戦争映画みたいな重苦しさやみじめさがあまりなく、
話は暗いのに、あーイタリアってなんか明るい!
って感じてしまうからかも。
もう一つはソフィア・ローレン。
すごくきれいな人だとは思うんだが、
すごく気が強そうで、しかも役も気の強そうで、
なんだか見てて恐い人。
こんな人にガーって詰め寄られたらヤだなあ
と思ってしまう。
ひまわり畑は美しかった。
ソ連との戦争で死んだ兵士達が埋められた場所と言っていた。
実際の場所はウクライナらしい。
ここが今は紛争地になってしまっているんだから、
なんか人類って70年前から全然成長してないのかなあ。
2015年2月13日金曜日
ダンス・ウィズ・ウルブス
原題:DANCES WITH WOLVES
制作年度:1990
制作国:アメリカ
個人評価:3.5/5
ケビン・コスナーが主演・監督する、すっごい長い映画。
この映画でアカデミー賞を7つも取っている。
タイトルと、南北戦争時代のネイティブアメリカンが絡むあらすじから、
かなり惹かれる映画であった。
映像は非常に綺麗で、
アメリカ南部の広大な砂漠や、
そこを駆ける馬たち、バッファロー、ネイティブアメリカン達、
場面場面もとてもきれいに撮れていて、
ケビン・コスナーってすごく丁寧な監督なんだなーと思った。
どこまで時代考証や文化考証がされているかは分からないが、
ネイティブアメリカン達の暮らしや文化が再現されている感じ。
この当時のアメリカ人のインディアンに対する認識は
トマホークを持ってアウアウアウアウと叫んで襲ってくるイメージしかなかったらしいので、
この映画はかなり画期的な存在だったらしい。
とはいえ、ネイティブアメリカン同士の諍いで
あんなに凄惨な殺し合いをしていたのか少々疑問だ。
ケビン・コスナーが北軍の銃を提供したら、
あまり抵抗なく使用して、
襲ってきた部族を片っ端から殺していくっていうのも
少々納得がいき難い感じ。
ネイティブにはネイティブ達の戦争のルールがあって、
手段を選ばず相手を殲滅するまで殺し合うような
殺伐とした社会だったようには思えない。
当時としては画期的な映画であったとしても、
やっぱり「野蛮な原住民達」というアメリカ人的なイメージを持って
終始、ネイティブアメリカン達を描いているように感じてしまった。
まあ、私はネイティブアメリカンのことは詳しくないし、
アメリカ大陸の歴史にも詳しいわけではないから、
開拓時代のアメリカはこんな風に殺伐としたものだったのかもしれない。
日本に生まれた私の頭が平和すぎるのかもしれない。
タイトルのほどにはオオカミが出てこないのもちょっとさびしい感じ。
オオカミ可愛かったけどね。
制作年度:1990
制作国:アメリカ
個人評価:3.5/5
ケビン・コスナーが主演・監督する、すっごい長い映画。
この映画でアカデミー賞を7つも取っている。
タイトルと、南北戦争時代のネイティブアメリカンが絡むあらすじから、
かなり惹かれる映画であった。
映像は非常に綺麗で、
アメリカ南部の広大な砂漠や、
そこを駆ける馬たち、バッファロー、ネイティブアメリカン達、
場面場面もとてもきれいに撮れていて、
ケビン・コスナーってすごく丁寧な監督なんだなーと思った。
どこまで時代考証や文化考証がされているかは分からないが、
ネイティブアメリカン達の暮らしや文化が再現されている感じ。
この当時のアメリカ人のインディアンに対する認識は
トマホークを持ってアウアウアウアウと叫んで襲ってくるイメージしかなかったらしいので、
この映画はかなり画期的な存在だったらしい。
とはいえ、ネイティブアメリカン同士の諍いで
あんなに凄惨な殺し合いをしていたのか少々疑問だ。
ケビン・コスナーが北軍の銃を提供したら、
あまり抵抗なく使用して、
襲ってきた部族を片っ端から殺していくっていうのも
少々納得がいき難い感じ。
ネイティブにはネイティブ達の戦争のルールがあって、
手段を選ばず相手を殲滅するまで殺し合うような
殺伐とした社会だったようには思えない。
当時としては画期的な映画であったとしても、
やっぱり「野蛮な原住民達」というアメリカ人的なイメージを持って
終始、ネイティブアメリカン達を描いているように感じてしまった。
まあ、私はネイティブアメリカンのことは詳しくないし、
アメリカ大陸の歴史にも詳しいわけではないから、
開拓時代のアメリカはこんな風に殺伐としたものだったのかもしれない。
日本に生まれた私の頭が平和すぎるのかもしれない。
タイトルのほどにはオオカミが出てこないのもちょっとさびしい感じ。
オオカミ可愛かったけどね。
フル・モンティ
原題:THE FULL MONTY
制作年度:1997年
制作国:イギリス
個人評価:4/5
タイトルの意味は「すっぽんぽん」。
ロバート・カーライル主演の映画。
鉄鋼業の衰退によって職を失い、
かといってまともな職に就く気も起きないおじさん達が、
ふとしたきっかけで「男のストリップをやれば俺らでも儲けられる!」
となり奮闘する話。
ちょっと人には言えない恥ずかしいことを
大人の男達がやり始め、
最初は乗り気じゃなかった仲間たちや周りの人間も
主役の一所懸命さと必死さにひかれて
だんだんやる気が・・・って感じのストーリー。
こんな展開は日本映画でも見た気がする。
しこふんじゃった、Shall we dance?、ウォーターボーイズ
なんかも似たようなノリだ。
こっちの方がかなり下品だし下心もありまくりだが。
極端にイヤな話も無く、
強引に良くなるような展開も無く、
すっきり見ることができていい映画だった。
制作年度:1997年
制作国:イギリス
個人評価:4/5
タイトルの意味は「すっぽんぽん」。
ロバート・カーライル主演の映画。
鉄鋼業の衰退によって職を失い、
かといってまともな職に就く気も起きないおじさん達が、
ふとしたきっかけで「男のストリップをやれば俺らでも儲けられる!」
となり奮闘する話。
ちょっと人には言えない恥ずかしいことを
大人の男達がやり始め、
最初は乗り気じゃなかった仲間たちや周りの人間も
主役の一所懸命さと必死さにひかれて
だんだんやる気が・・・って感じのストーリー。
こんな展開は日本映画でも見た気がする。
しこふんじゃった、Shall we dance?、ウォーターボーイズ
なんかも似たようなノリだ。
こっちの方がかなり下品だし下心もありまくりだが。
極端にイヤな話も無く、
強引に良くなるような展開も無く、
すっきり見ることができていい映画だった。
2015年2月3日火曜日
リトル・ミス・サンシャイン
原題:LITTLE MISS SUNSHINE
制作年度:2006年
制作国:アメリカ
個人評価:5/5
絵に描いたように「うまくいってない」フーバー一家が、
娘のミスコンテストに参加するために、
アリゾナからカリフォルニアまで車で旅をする話。
パパ:
「勝ち組・負け組」に執拗にこだわっていて、
その哲学を本にしようと生活の資金も投入している模様で、
家族にもその哲学を強いるのでとてもウザイ。
ママ:
家族の中で一番マトモな人。
パパの何でも持論を振り回すことを快く思っていない。
ストレスからか煙草を吸っているらしい。
おじいちゃん:
女ったらしらしく、ちょいワルが過ぎて老人ホームから追い出された。
家ではヘロインをやっているちょいワル。
孫のアビゲイル・プレスリンを可愛がっていて、
ミスコンでのダンスの振り付けをしてあげている。
お兄ちゃん:
空軍テストパイロットを夢見る中学生。
ニーチェに傾倒しており、パイロットになれるまで
誰とも口を聞かない誓いを立てていて、筆談で会話する。
見るからに根暗でオタク。
おじさん:
ママのお兄さん。
仕事をクビになり、自殺未遂を起こしたため、
フーバー一家と一緒に暮らすことになった。
ちなみにゲイ。
アビゲイル・プレスリン:
ミスコンクィーンを夢見る少女。
うまくいっていない家族の中でも天真爛漫に振る舞っている。
ちょっというかけっこう太目。
という感じで、みんなそれぞれに問題を抱えている。
アビゲイル・プレスリンだけが無邪気に明るいため、
ウザかったり見苦しかったりするシーンが多い中、
清涼剤の役目を果たしている。
旅の道中、本当に色んなハプニングが起き、
色々なことが裏目に出てしまい、本当にツイてない人達で、
ところどころで他の人達からもアメリカらしい冷たい対応をされ、
しかも当人同士もうまくいっていないためとってもギスギスしていて
見ていてツライ所が多々ある。
が、さまざまなハプニングを通じて、
もうやるしか無えよって感じで一致団結していくようになり、
その時のみんなの顔がとても爽やかで、
なぜか当事者ではない僕もすごく嬉しい気分になる。
クラッチが壊れてしまって、
発射の度に全員で車を押して駆け乗るシチュエーションとか、
実際には大変なんだろうけど、みんなすごく楽しそうで最高のシーンである。
最後はもちろんミスコンで、間違い無くハッピーエンドなのだが、
ありがちなハッピーエンドでは全くなく、
これまでの色々なエピソードが全てここに集約されたようなエンディングで、
生まれて初めて「笑い泣き」というものを経験させられた。
アメリカ的な気持ち悪い部分と、
ハリウッド的ではないアメリカ的な良さがうまく描かれている映画だと思う。
もし、今階段を駆け上がっている最中の学生だったら、
この映画は頑張ってる人達への皮肉に見えてつまらないかもしれないが、
もうちょっと後になってから再び見たら、違って見えるかもしれない。
制作年度:2006年
制作国:アメリカ
個人評価:5/5
絵に描いたように「うまくいってない」フーバー一家が、
娘のミスコンテストに参加するために、
アリゾナからカリフォルニアまで車で旅をする話。
パパ:
「勝ち組・負け組」に執拗にこだわっていて、
その哲学を本にしようと生活の資金も投入している模様で、
家族にもその哲学を強いるのでとてもウザイ。
ママ:
家族の中で一番マトモな人。
パパの何でも持論を振り回すことを快く思っていない。
ストレスからか煙草を吸っているらしい。
おじいちゃん:
女ったらしらしく、ちょいワルが過ぎて老人ホームから追い出された。
家ではヘロインをやっているちょいワル。
孫のアビゲイル・プレスリンを可愛がっていて、
ミスコンでのダンスの振り付けをしてあげている。
お兄ちゃん:
空軍テストパイロットを夢見る中学生。
ニーチェに傾倒しており、パイロットになれるまで
誰とも口を聞かない誓いを立てていて、筆談で会話する。
見るからに根暗でオタク。
おじさん:
ママのお兄さん。
仕事をクビになり、自殺未遂を起こしたため、
フーバー一家と一緒に暮らすことになった。
ちなみにゲイ。
アビゲイル・プレスリン:
ミスコンクィーンを夢見る少女。
うまくいっていない家族の中でも天真爛漫に振る舞っている。
ちょっというかけっこう太目。
という感じで、みんなそれぞれに問題を抱えている。
アビゲイル・プレスリンだけが無邪気に明るいため、
ウザかったり見苦しかったりするシーンが多い中、
清涼剤の役目を果たしている。
旅の道中、本当に色んなハプニングが起き、
色々なことが裏目に出てしまい、本当にツイてない人達で、
ところどころで他の人達からもアメリカらしい冷たい対応をされ、
しかも当人同士もうまくいっていないためとってもギスギスしていて
見ていてツライ所が多々ある。
が、さまざまなハプニングを通じて、
もうやるしか無えよって感じで一致団結していくようになり、
その時のみんなの顔がとても爽やかで、
なぜか当事者ではない僕もすごく嬉しい気分になる。
クラッチが壊れてしまって、
発射の度に全員で車を押して駆け乗るシチュエーションとか、
実際には大変なんだろうけど、みんなすごく楽しそうで最高のシーンである。
最後はもちろんミスコンで、間違い無くハッピーエンドなのだが、
ありがちなハッピーエンドでは全くなく、
これまでの色々なエピソードが全てここに集約されたようなエンディングで、
生まれて初めて「笑い泣き」というものを経験させられた。
アメリカ的な気持ち悪い部分と、
ハリウッド的ではないアメリカ的な良さがうまく描かれている映画だと思う。
もし、今階段を駆け上がっている最中の学生だったら、
この映画は頑張ってる人達への皮肉に見えてつまらないかもしれないが、
もうちょっと後になってから再び見たら、違って見えるかもしれない。
【ネタバレ】ゴーンガール
原題:GONE GIRL
制作年度:2014
制作国:アメリカ
個人評価:4/5
最近俳優としての評判の悪いベン・アフレック主演、
デビッド・フィンチャー監督の映画。
トレイラーを見た時、すごくムカツキそうだったので見ないことに決めていたが、
なんか他のレビューを見てたら面白そうだったので見てしまった。
かなり凄い話で、
この後どうなるんだどうなるんだまだ終わらないのかよ?
といった予想を超える展開が続き、
長い作品だが見飽きず見ることができた。
後味は大変悪いが、この終わり方しか無いという気がする。
ぜひネタバレ無しで見た方が良い。
とにかくロザムンド・パイクが凄い。
ある時は理知的だったり、
ある時はだらしなかったり、
ある時は信じられないほど冷酷だったりと、
正にモンスターそのものだった。
終始イヤな話なのだが、
最後までうんざりせずに見られたのは
彼女のモンスターぶりに魅せられたからだろう。
ここまで知的ではないにしても、
こういうモンスターな人っていうのは
世間には出てないけどけっこういそう
と思ってしまった。
【ちょっとネタバレ】
しょうもないFBIや、
けっこう頑張ったのに粘らない刑事さん、
明らかに穴だらけのロザムンド・パイクの証言など、
腑に落ちない点はいくつかあるものの、
「こいつとやりあったら絶対に食われる」
と思わされる程のモンスターだったので、
ベン・アフレックの諦めもまあ納得はできた。
制作年度:2014
制作国:アメリカ
個人評価:4/5
最近俳優としての評判の悪いベン・アフレック主演、
デビッド・フィンチャー監督の映画。
トレイラーを見た時、すごくムカツキそうだったので見ないことに決めていたが、
なんか他のレビューを見てたら面白そうだったので見てしまった。
かなり凄い話で、
この後どうなるんだどうなるんだまだ終わらないのかよ?
といった予想を超える展開が続き、
長い作品だが見飽きず見ることができた。
後味は大変悪いが、この終わり方しか無いという気がする。
ぜひネタバレ無しで見た方が良い。
とにかくロザムンド・パイクが凄い。
ある時は理知的だったり、
ある時はだらしなかったり、
ある時は信じられないほど冷酷だったりと、
正にモンスターそのものだった。
終始イヤな話なのだが、
最後までうんざりせずに見られたのは
彼女のモンスターぶりに魅せられたからだろう。
ここまで知的ではないにしても、
こういうモンスターな人っていうのは
世間には出てないけどけっこういそう
と思ってしまった。
【ちょっとネタバレ】
しょうもないFBIや、
けっこう頑張ったのに粘らない刑事さん、
明らかに穴だらけのロザムンド・パイクの証言など、
腑に落ちない点はいくつかあるものの、
「こいつとやりあったら絶対に食われる」
と思わされる程のモンスターだったので、
ベン・アフレックの諦めもまあ納得はできた。
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