制作年度:
制作国:日本
個人評価:5/5
高畑勲監督の長編アニメーション。
高畑さんの映画は「平成狸合戦ぽんぽこ」を子供の頃に見て以来、
子どもの自分にはどうもとっつき難い気がして
テレビでやっててもあんまり見ることはなかったのだが、
これはスゴイ作品だと思う。
高畑さんの脚色もあるのだとは思うが、
1000年以上昔に作られたかぐや姫の話が、
こんなに現代の自分の心を震わせるとは思わなかった。
こんなSFで不思議な話を、よく本屋も無い大昔の人間が思い付いたもんだ。
映像は非常に独特である。
筆や鉛筆で描いたような素朴な絵柄がアニメーションする。
背景も非常に綺麗に書かれているが、
敢えてきっちりした絵になっていない感じ。
絵巻物の躍動感ある絵をそのまま動かしたような独特のアニメだ。
キャラクターも結構ディフォルメされていて漫画的に表現されている。
この感じ、僕の世代の人ならよく見ていたであろう
「マンガ 日本昔話」を彷彿とさせる演出だ。
アレをスタジオジブリの技術と高畑さんの演出で
最高に洗練させるとこうなるのかーと感慨深い。
人物や動植物の動きの細かさや、服装や道具のディテール等、
人の生きている環境の表現が
高畑さんらしくしつこいくらい丁寧に作られていて、
一つの芸術作品のような感じである。
アニメ映画ではあるがどう見ても大人向けの内容で、
かぐや姫の視線を通して、「生きる」ってどういうことなのか
を考えされられるような話だった。
かぐや姫は月に帰らなければならないが、
僕は死ぬまで生き続けることができる、
それって幸せなことなんだなあ と思わされた。
あと、地井さんの演技がすごくいい。
他の人もみんないいが、
地井さん演ずる翁の優しさと愚かさが僕は大好きだ。
【ここからネタバレ】
物理的にも精神的にもゆらぎの無い、おそらく天国である月で、
ゆらぎに溢れた地球で生きることに憧れたこと、
ゆらいでしまったこと、それがかぐや姫の罪ではないだろうか。
そして、その地球に転生させ、
嬉しいこと楽しいことと同時に辛いこと苦しいこと、
つまりゆらぎを体験することが、月の王が降した罰のように思えた。
おそらく、転生の際の約束は
「この世界にいたくない、死にたい」と思ってしまったら終わり
というものなのだろう。
転生するにあたって、
月の王は人の暮らしをするにあたって、誰もが望むものを全て与えた。
美しい容姿、賢い頭脳、健康な身体、富、ちょっとした超常の力まである。
これが結果的に翁の男親らしい暴走を招き、
かぐや姫は翁の思い描く「幸せ」の押しつけに悩むことになるのだが、
月の王はこうなることを見越して、
意地悪的にあらゆるものを与えたわけではないと思う。
なぜならかぐや姫は翁の暴走を止めることもできたのだ。
翁は基本的にはかぐや姫の幸せしか願っていない善良の人に思えた。
かぐや姫がどんな行動をとっても、翁は決して叱ったりしなかったことから、そう感じられた。
かぐや姫が翁の押しつけを望まないことをはっきり伝えれば、
おそらく翁もそれ以上の無理強いはしなかったであろう。
つまり、厭らしい貴族生活はかぐや姫が自分で選んでしまった結果でもある。
捨丸達と山の暮らしを続ける選択肢もあったのだ。
とはいえ、あんなに嬉しそうな翁に水を差すようなことは
誰だって言い出しづらいに決まっている。
なんたって相手は自分のために喜んでくれているのだから。
結局、拒むことだできず翁の敷いたレールに乗ってしまうことになる。
こういった描写がどこか現代的で、かぐや姫に感情移入しやすくしている気がする。
また一方で、貴族としての生活を割り切って楽しむこともできたと思われる。
かぐや姫自身、最初に屋敷ときれいな着物を見た時に大いにはしゃいでいたし、
求婚してきた貴族達も、みな貴族らしく歪んでいたが一途ではあった。
なによりあの猫っぽい侍女はいつも楽しそうだった。
あの侍女のように軽やかに生きていれば、貴族の世界でも楽しく生きられたかもしれない。
かぐや姫が幼い頃の思い出にこだわった結果、
自分の生きている世界を冷たく、辛いものにしてしまったとも言える。
さらに言うと、仮に翁の申し出を拒んで捨丸達との山の生活を送ったとしても、
必ずしも幸せになっていたとは限らないのだ。
よく批判されているところに、捨丸が妻子がいるにも関わらず、
かぐや姫と一緒に「逃げよう」と提案するシーンがある。
不倫だ何だということはどうでもよくて、
これが現実の象徴のように僕は思う。
捨丸だって完璧ではないのだ。一時の衝動でコロッと変わってしまうこともあるのだ。
おそらく山の暮らしを続けても、いつかは同じように
「この世界にいたくない」と思う時が来るのではないだろうか。
完璧な存在である月の王はそれを知っていて
かぐや姫を地球に降ろしたように僕は思う。
かぐや姫は生きることを楽しむために地球へ行ったのに、
様々な思考に支配されて、いつしか楽しむことを忘れてしまった。
かぐや姫は可愛そうな存在である。
生きている間は山も谷もあるから、
本気度はともかく、「死にたい」と願うことは幾度もあるだろう。
僕らはかぐや姫じゃないので、願ったところで実行に移さなければ、
生きることを続けることができる。
どういう状況でも、楽しもうと思えば楽しめるものである。
生きるために生まれてきたのであれば、生きることを楽しんだ方がいいよ
そういうメッセージをこの作品から受けた気がした。
2015年2月19日木曜日
2015年2月14日土曜日
ひまわり
原題:I GIRASOLI/SUNFLOWER
制作年度:1970年
制作国:イタリア
個人評価:3/5
筋肉少女帯でもカバーしている特徴的なテーマ曲と、
壮大なひまわり畑の映像で有名なイタリア映画。
第二次世界大戦によって引き裂かれた夫婦の悲劇の話。
本当に起こりそうな話だし、悲しいストーリーなのだが、
あんまり心に響く感じがしなかった、なんでだろう?
一つはイタリアという土地柄、
戦争中でも戦後でもどこか陽気で、
日本の戦争映画みたいな重苦しさやみじめさがあまりなく、
話は暗いのに、あーイタリアってなんか明るい!
って感じてしまうからかも。
もう一つはソフィア・ローレン。
すごくきれいな人だとは思うんだが、
すごく気が強そうで、しかも役も気の強そうで、
なんだか見てて恐い人。
こんな人にガーって詰め寄られたらヤだなあ
と思ってしまう。
ひまわり畑は美しかった。
ソ連との戦争で死んだ兵士達が埋められた場所と言っていた。
実際の場所はウクライナらしい。
ここが今は紛争地になってしまっているんだから、
なんか人類って70年前から全然成長してないのかなあ。
制作年度:1970年
制作国:イタリア
個人評価:3/5
筋肉少女帯でもカバーしている特徴的なテーマ曲と、
壮大なひまわり畑の映像で有名なイタリア映画。
第二次世界大戦によって引き裂かれた夫婦の悲劇の話。
本当に起こりそうな話だし、悲しいストーリーなのだが、
あんまり心に響く感じがしなかった、なんでだろう?
一つはイタリアという土地柄、
戦争中でも戦後でもどこか陽気で、
日本の戦争映画みたいな重苦しさやみじめさがあまりなく、
話は暗いのに、あーイタリアってなんか明るい!
って感じてしまうからかも。
もう一つはソフィア・ローレン。
すごくきれいな人だとは思うんだが、
すごく気が強そうで、しかも役も気の強そうで、
なんだか見てて恐い人。
こんな人にガーって詰め寄られたらヤだなあ
と思ってしまう。
ひまわり畑は美しかった。
ソ連との戦争で死んだ兵士達が埋められた場所と言っていた。
実際の場所はウクライナらしい。
ここが今は紛争地になってしまっているんだから、
なんか人類って70年前から全然成長してないのかなあ。
2015年2月13日金曜日
ダンス・ウィズ・ウルブス
原題:DANCES WITH WOLVES
制作年度:1990
制作国:アメリカ
個人評価:3.5/5
ケビン・コスナーが主演・監督する、すっごい長い映画。
この映画でアカデミー賞を7つも取っている。
タイトルと、南北戦争時代のネイティブアメリカンが絡むあらすじから、
かなり惹かれる映画であった。
映像は非常に綺麗で、
アメリカ南部の広大な砂漠や、
そこを駆ける馬たち、バッファロー、ネイティブアメリカン達、
場面場面もとてもきれいに撮れていて、
ケビン・コスナーってすごく丁寧な監督なんだなーと思った。
どこまで時代考証や文化考証がされているかは分からないが、
ネイティブアメリカン達の暮らしや文化が再現されている感じ。
この当時のアメリカ人のインディアンに対する認識は
トマホークを持ってアウアウアウアウと叫んで襲ってくるイメージしかなかったらしいので、
この映画はかなり画期的な存在だったらしい。
とはいえ、ネイティブアメリカン同士の諍いで
あんなに凄惨な殺し合いをしていたのか少々疑問だ。
ケビン・コスナーが北軍の銃を提供したら、
あまり抵抗なく使用して、
襲ってきた部族を片っ端から殺していくっていうのも
少々納得がいき難い感じ。
ネイティブにはネイティブ達の戦争のルールがあって、
手段を選ばず相手を殲滅するまで殺し合うような
殺伐とした社会だったようには思えない。
当時としては画期的な映画であったとしても、
やっぱり「野蛮な原住民達」というアメリカ人的なイメージを持って
終始、ネイティブアメリカン達を描いているように感じてしまった。
まあ、私はネイティブアメリカンのことは詳しくないし、
アメリカ大陸の歴史にも詳しいわけではないから、
開拓時代のアメリカはこんな風に殺伐としたものだったのかもしれない。
日本に生まれた私の頭が平和すぎるのかもしれない。
タイトルのほどにはオオカミが出てこないのもちょっとさびしい感じ。
オオカミ可愛かったけどね。
制作年度:1990
制作国:アメリカ
個人評価:3.5/5
ケビン・コスナーが主演・監督する、すっごい長い映画。
この映画でアカデミー賞を7つも取っている。
タイトルと、南北戦争時代のネイティブアメリカンが絡むあらすじから、
かなり惹かれる映画であった。
映像は非常に綺麗で、
アメリカ南部の広大な砂漠や、
そこを駆ける馬たち、バッファロー、ネイティブアメリカン達、
場面場面もとてもきれいに撮れていて、
ケビン・コスナーってすごく丁寧な監督なんだなーと思った。
どこまで時代考証や文化考証がされているかは分からないが、
ネイティブアメリカン達の暮らしや文化が再現されている感じ。
この当時のアメリカ人のインディアンに対する認識は
トマホークを持ってアウアウアウアウと叫んで襲ってくるイメージしかなかったらしいので、
この映画はかなり画期的な存在だったらしい。
とはいえ、ネイティブアメリカン同士の諍いで
あんなに凄惨な殺し合いをしていたのか少々疑問だ。
ケビン・コスナーが北軍の銃を提供したら、
あまり抵抗なく使用して、
襲ってきた部族を片っ端から殺していくっていうのも
少々納得がいき難い感じ。
ネイティブにはネイティブ達の戦争のルールがあって、
手段を選ばず相手を殲滅するまで殺し合うような
殺伐とした社会だったようには思えない。
当時としては画期的な映画であったとしても、
やっぱり「野蛮な原住民達」というアメリカ人的なイメージを持って
終始、ネイティブアメリカン達を描いているように感じてしまった。
まあ、私はネイティブアメリカンのことは詳しくないし、
アメリカ大陸の歴史にも詳しいわけではないから、
開拓時代のアメリカはこんな風に殺伐としたものだったのかもしれない。
日本に生まれた私の頭が平和すぎるのかもしれない。
タイトルのほどにはオオカミが出てこないのもちょっとさびしい感じ。
オオカミ可愛かったけどね。
フル・モンティ
原題:THE FULL MONTY
制作年度:1997年
制作国:イギリス
個人評価:4/5
タイトルの意味は「すっぽんぽん」。
ロバート・カーライル主演の映画。
鉄鋼業の衰退によって職を失い、
かといってまともな職に就く気も起きないおじさん達が、
ふとしたきっかけで「男のストリップをやれば俺らでも儲けられる!」
となり奮闘する話。
ちょっと人には言えない恥ずかしいことを
大人の男達がやり始め、
最初は乗り気じゃなかった仲間たちや周りの人間も
主役の一所懸命さと必死さにひかれて
だんだんやる気が・・・って感じのストーリー。
こんな展開は日本映画でも見た気がする。
しこふんじゃった、Shall we dance?、ウォーターボーイズ
なんかも似たようなノリだ。
こっちの方がかなり下品だし下心もありまくりだが。
極端にイヤな話も無く、
強引に良くなるような展開も無く、
すっきり見ることができていい映画だった。
制作年度:1997年
制作国:イギリス
個人評価:4/5
タイトルの意味は「すっぽんぽん」。
ロバート・カーライル主演の映画。
鉄鋼業の衰退によって職を失い、
かといってまともな職に就く気も起きないおじさん達が、
ふとしたきっかけで「男のストリップをやれば俺らでも儲けられる!」
となり奮闘する話。
ちょっと人には言えない恥ずかしいことを
大人の男達がやり始め、
最初は乗り気じゃなかった仲間たちや周りの人間も
主役の一所懸命さと必死さにひかれて
だんだんやる気が・・・って感じのストーリー。
こんな展開は日本映画でも見た気がする。
しこふんじゃった、Shall we dance?、ウォーターボーイズ
なんかも似たようなノリだ。
こっちの方がかなり下品だし下心もありまくりだが。
極端にイヤな話も無く、
強引に良くなるような展開も無く、
すっきり見ることができていい映画だった。
2015年2月3日火曜日
リトル・ミス・サンシャイン
原題:LITTLE MISS SUNSHINE
制作年度:2006年
制作国:アメリカ
個人評価:5/5
絵に描いたように「うまくいってない」フーバー一家が、
娘のミスコンテストに参加するために、
アリゾナからカリフォルニアまで車で旅をする話。
パパ:
「勝ち組・負け組」に執拗にこだわっていて、
その哲学を本にしようと生活の資金も投入している模様で、
家族にもその哲学を強いるのでとてもウザイ。
ママ:
家族の中で一番マトモな人。
パパの何でも持論を振り回すことを快く思っていない。
ストレスからか煙草を吸っているらしい。
おじいちゃん:
女ったらしらしく、ちょいワルが過ぎて老人ホームから追い出された。
家ではヘロインをやっているちょいワル。
孫のアビゲイル・プレスリンを可愛がっていて、
ミスコンでのダンスの振り付けをしてあげている。
お兄ちゃん:
空軍テストパイロットを夢見る中学生。
ニーチェに傾倒しており、パイロットになれるまで
誰とも口を聞かない誓いを立てていて、筆談で会話する。
見るからに根暗でオタク。
おじさん:
ママのお兄さん。
仕事をクビになり、自殺未遂を起こしたため、
フーバー一家と一緒に暮らすことになった。
ちなみにゲイ。
アビゲイル・プレスリン:
ミスコンクィーンを夢見る少女。
うまくいっていない家族の中でも天真爛漫に振る舞っている。
ちょっというかけっこう太目。
という感じで、みんなそれぞれに問題を抱えている。
アビゲイル・プレスリンだけが無邪気に明るいため、
ウザかったり見苦しかったりするシーンが多い中、
清涼剤の役目を果たしている。
旅の道中、本当に色んなハプニングが起き、
色々なことが裏目に出てしまい、本当にツイてない人達で、
ところどころで他の人達からもアメリカらしい冷たい対応をされ、
しかも当人同士もうまくいっていないためとってもギスギスしていて
見ていてツライ所が多々ある。
が、さまざまなハプニングを通じて、
もうやるしか無えよって感じで一致団結していくようになり、
その時のみんなの顔がとても爽やかで、
なぜか当事者ではない僕もすごく嬉しい気分になる。
クラッチが壊れてしまって、
発射の度に全員で車を押して駆け乗るシチュエーションとか、
実際には大変なんだろうけど、みんなすごく楽しそうで最高のシーンである。
最後はもちろんミスコンで、間違い無くハッピーエンドなのだが、
ありがちなハッピーエンドでは全くなく、
これまでの色々なエピソードが全てここに集約されたようなエンディングで、
生まれて初めて「笑い泣き」というものを経験させられた。
アメリカ的な気持ち悪い部分と、
ハリウッド的ではないアメリカ的な良さがうまく描かれている映画だと思う。
もし、今階段を駆け上がっている最中の学生だったら、
この映画は頑張ってる人達への皮肉に見えてつまらないかもしれないが、
もうちょっと後になってから再び見たら、違って見えるかもしれない。
制作年度:2006年
制作国:アメリカ
個人評価:5/5
絵に描いたように「うまくいってない」フーバー一家が、
娘のミスコンテストに参加するために、
アリゾナからカリフォルニアまで車で旅をする話。
パパ:
「勝ち組・負け組」に執拗にこだわっていて、
その哲学を本にしようと生活の資金も投入している模様で、
家族にもその哲学を強いるのでとてもウザイ。
ママ:
家族の中で一番マトモな人。
パパの何でも持論を振り回すことを快く思っていない。
ストレスからか煙草を吸っているらしい。
おじいちゃん:
女ったらしらしく、ちょいワルが過ぎて老人ホームから追い出された。
家ではヘロインをやっているちょいワル。
孫のアビゲイル・プレスリンを可愛がっていて、
ミスコンでのダンスの振り付けをしてあげている。
お兄ちゃん:
空軍テストパイロットを夢見る中学生。
ニーチェに傾倒しており、パイロットになれるまで
誰とも口を聞かない誓いを立てていて、筆談で会話する。
見るからに根暗でオタク。
おじさん:
ママのお兄さん。
仕事をクビになり、自殺未遂を起こしたため、
フーバー一家と一緒に暮らすことになった。
ちなみにゲイ。
アビゲイル・プレスリン:
ミスコンクィーンを夢見る少女。
うまくいっていない家族の中でも天真爛漫に振る舞っている。
ちょっというかけっこう太目。
という感じで、みんなそれぞれに問題を抱えている。
アビゲイル・プレスリンだけが無邪気に明るいため、
ウザかったり見苦しかったりするシーンが多い中、
清涼剤の役目を果たしている。
旅の道中、本当に色んなハプニングが起き、
色々なことが裏目に出てしまい、本当にツイてない人達で、
ところどころで他の人達からもアメリカらしい冷たい対応をされ、
しかも当人同士もうまくいっていないためとってもギスギスしていて
見ていてツライ所が多々ある。
が、さまざまなハプニングを通じて、
もうやるしか無えよって感じで一致団結していくようになり、
その時のみんなの顔がとても爽やかで、
なぜか当事者ではない僕もすごく嬉しい気分になる。
クラッチが壊れてしまって、
発射の度に全員で車を押して駆け乗るシチュエーションとか、
実際には大変なんだろうけど、みんなすごく楽しそうで最高のシーンである。
最後はもちろんミスコンで、間違い無くハッピーエンドなのだが、
ありがちなハッピーエンドでは全くなく、
これまでの色々なエピソードが全てここに集約されたようなエンディングで、
生まれて初めて「笑い泣き」というものを経験させられた。
アメリカ的な気持ち悪い部分と、
ハリウッド的ではないアメリカ的な良さがうまく描かれている映画だと思う。
もし、今階段を駆け上がっている最中の学生だったら、
この映画は頑張ってる人達への皮肉に見えてつまらないかもしれないが、
もうちょっと後になってから再び見たら、違って見えるかもしれない。
【ネタバレ】ゴーンガール
原題:GONE GIRL
制作年度:2014
制作国:アメリカ
個人評価:4/5
最近俳優としての評判の悪いベン・アフレック主演、
デビッド・フィンチャー監督の映画。
トレイラーを見た時、すごくムカツキそうだったので見ないことに決めていたが、
なんか他のレビューを見てたら面白そうだったので見てしまった。
かなり凄い話で、
この後どうなるんだどうなるんだまだ終わらないのかよ?
といった予想を超える展開が続き、
長い作品だが見飽きず見ることができた。
後味は大変悪いが、この終わり方しか無いという気がする。
ぜひネタバレ無しで見た方が良い。
とにかくロザムンド・パイクが凄い。
ある時は理知的だったり、
ある時はだらしなかったり、
ある時は信じられないほど冷酷だったりと、
正にモンスターそのものだった。
終始イヤな話なのだが、
最後までうんざりせずに見られたのは
彼女のモンスターぶりに魅せられたからだろう。
ここまで知的ではないにしても、
こういうモンスターな人っていうのは
世間には出てないけどけっこういそう
と思ってしまった。
【ちょっとネタバレ】
しょうもないFBIや、
けっこう頑張ったのに粘らない刑事さん、
明らかに穴だらけのロザムンド・パイクの証言など、
腑に落ちない点はいくつかあるものの、
「こいつとやりあったら絶対に食われる」
と思わされる程のモンスターだったので、
ベン・アフレックの諦めもまあ納得はできた。
制作年度:2014
制作国:アメリカ
個人評価:4/5
最近俳優としての評判の悪いベン・アフレック主演、
デビッド・フィンチャー監督の映画。
トレイラーを見た時、すごくムカツキそうだったので見ないことに決めていたが、
なんか他のレビューを見てたら面白そうだったので見てしまった。
かなり凄い話で、
この後どうなるんだどうなるんだまだ終わらないのかよ?
といった予想を超える展開が続き、
長い作品だが見飽きず見ることができた。
後味は大変悪いが、この終わり方しか無いという気がする。
ぜひネタバレ無しで見た方が良い。
とにかくロザムンド・パイクが凄い。
ある時は理知的だったり、
ある時はだらしなかったり、
ある時は信じられないほど冷酷だったりと、
正にモンスターそのものだった。
終始イヤな話なのだが、
最後までうんざりせずに見られたのは
彼女のモンスターぶりに魅せられたからだろう。
ここまで知的ではないにしても、
こういうモンスターな人っていうのは
世間には出てないけどけっこういそう
と思ってしまった。
【ちょっとネタバレ】
しょうもないFBIや、
けっこう頑張ったのに粘らない刑事さん、
明らかに穴だらけのロザムンド・パイクの証言など、
腑に落ちない点はいくつかあるものの、
「こいつとやりあったら絶対に食われる」
と思わされる程のモンスターだったので、
ベン・アフレックの諦めもまあ納得はできた。
2015年1月28日水曜日
幸福の黄色いハンカチ
制作年度:1977年
制作国:日本
個人評価:4/5
高倉健主演、山田洋二監督の有名な映画。
むかあーしテレビで見た気がするが、全然覚えてなかった。
GYAOでやってたので鑑賞。
健さんがまず出てて、
武田鉄也と桃井かおりが後から車で出てくると思っていたら、
武田鉄也が新車を買って、北海道で旅を始めるところが始まりだった。
なかなか面白くできてる話で、
やっぱり山田洋二ってうまいんだなーと感心させられた。
高倉健の迫力あるキャラクターはやはりカッコ良いのだが、
武田鉄也のおバカで自分勝手だが憎めないキャラクターがすごくいい。
ともするとヤラしくて気持ち悪いキャラになりそうだが、
ちょっとマヌケで可愛らしい面も演出されていて嫌いになれない感じ。
それにしても健さんはホントに自分勝手である。
よくまあこんな人を待つなあ と感心してしまうが、
健さんの渋さがそれを納得させてしまうからすげえ。
制作国:日本
個人評価:4/5
高倉健主演、山田洋二監督の有名な映画。
むかあーしテレビで見た気がするが、全然覚えてなかった。
GYAOでやってたので鑑賞。
健さんがまず出てて、
武田鉄也と桃井かおりが後から車で出てくると思っていたら、
武田鉄也が新車を買って、北海道で旅を始めるところが始まりだった。
なかなか面白くできてる話で、
やっぱり山田洋二ってうまいんだなーと感心させられた。
高倉健の迫力あるキャラクターはやはりカッコ良いのだが、
武田鉄也のおバカで自分勝手だが憎めないキャラクターがすごくいい。
ともするとヤラしくて気持ち悪いキャラになりそうだが、
ちょっとマヌケで可愛らしい面も演出されていて嫌いになれない感じ。
それにしても健さんはホントに自分勝手である。
よくまあこんな人を待つなあ と感心してしまうが、
健さんの渋さがそれを納得させてしまうからすげえ。
ストレイト・ストーリー
原題:THE STRAIGHT STORY
制作年度:1999年
制作国:アメリカ
個人評価:3/5
デビッド・リンチの映画。
タイトルの「ストレイト」は直線とかそういう意味じゃなくて、
アルヴィン・ストレイトという主役のおじいちゃんの名前からきている。
実話を基にした映画らしい。
アイオワ州からウィスコンシン州まで
おじいちゃんが一人旅をするロードムービーなのだが、
乗り物が芝刈り機(トラクター?)なので、
牛のごとく恐ろしくのんびり進む一風変わったロードムービーになっている。
特に大きなできごとが起こるわけでもなく、
すごく重いエピソードがあったりすることもなく、
かわいいじいちゃんの旅を
自分もじいちゃんになった気になって見る映画って感じ。
荷台が寝れるようになってたり、
その辺の木の枝で火をおこしてソーセージを食べたり、
なんかこーゆー旅って楽しそうだなーと思う。
制作年度:1999年
制作国:アメリカ
個人評価:3/5
デビッド・リンチの映画。
タイトルの「ストレイト」は直線とかそういう意味じゃなくて、
アルヴィン・ストレイトという主役のおじいちゃんの名前からきている。
実話を基にした映画らしい。
アイオワ州からウィスコンシン州まで
おじいちゃんが一人旅をするロードムービーなのだが、
乗り物が芝刈り機(トラクター?)なので、
牛のごとく恐ろしくのんびり進む一風変わったロードムービーになっている。
特に大きなできごとが起こるわけでもなく、
すごく重いエピソードがあったりすることもなく、
かわいいじいちゃんの旅を
自分もじいちゃんになった気になって見る映画って感じ。
荷台が寝れるようになってたり、
その辺の木の枝で火をおこしてソーセージを食べたり、
なんかこーゆー旅って楽しそうだなーと思う。
【ネタバレ】10日間で男を上手にフル方法
原題:HOW TO LOSE A GUY IN 10 DAYS
制作年度:2003年
制作国:アメリカ
個人評価:3/5
またマシュー・マコノヒーである。
原題と邦題が真逆の意味になっているが、
これはわざとなんだろうか?
自由な記事を書かせてもらうために、
10日以内に男を作ってわざとひどいことをして振られる様を
記事にします!というケイト・ハドソン。
取りたい仕事を任せてもらうために、
10日間で女を作って自分を愛させる!という賭けをしている
マシュー・マコノヒー。
どちらもひどい動機で相手を探し、
お互いすぐに相手を見つけたい というところは一致しているので、
すぐに二人はカップル成立おめでとう!
ここまでで分かるが、マコノヒーは明らかに不利な条件である。
ケイトはあの手この手でマコノヒーの不興を買い、
ストレスを与え、嫌われようとするが、
マコノヒーは賭けのために食い下がるしか無いので、
どんなにひどいことをされようと、
大変なメに遭い続けることになる。
これがまた本当にひどくてウザくて、
映画中のさらに演技だと分かっていてもマコノヒーがかわいそうになる。
もしマコノヒーが嫌いな人はこの映画を見たら好きになれるかもしれない。
マコノヒーへの理不尽な仕打ちも、ケイト・ハドソンの可愛らしさで緩和されはしているが、
もうちょっと途中のパートにも良心の呵責的な演出があれば、より魅力的に見えたんじゃないかなーと思った。
【ここからネタバレ】
最終的にお互いの目的を知って破局→後から相手の本心に気が付きハッピーエンド
という最初から見えている結末だが、
それなりに爽やかな終わりなので悪くはない。
ただ、目的を知ってしまう前に既に二人がいい感じになっているのが
ちょっと理解しがたい感じがする。
ケイトが用意した偽セラピストの助言に従って、
マコノヒーの実家に行くことで仲良くなるくだりは悪くないのだが、
それってケイトがマコノヒーを好きになるきっかけとしては分かるけど、
なんでマコノヒーもケイトを好きになれちゃうのか、
実家に女の子連れて行くとその子を好きになっちゃうモンですかー?
という感じで、ちょっとそこが強引な印象を受ける。
制作年度:2003年
制作国:アメリカ
個人評価:3/5
またマシュー・マコノヒーである。
原題と邦題が真逆の意味になっているが、
これはわざとなんだろうか?
自由な記事を書かせてもらうために、
10日以内に男を作ってわざとひどいことをして振られる様を
記事にします!というケイト・ハドソン。
取りたい仕事を任せてもらうために、
10日間で女を作って自分を愛させる!という賭けをしている
マシュー・マコノヒー。
どちらもひどい動機で相手を探し、
お互いすぐに相手を見つけたい というところは一致しているので、
すぐに二人はカップル成立おめでとう!
ここまでで分かるが、マコノヒーは明らかに不利な条件である。
ケイトはあの手この手でマコノヒーの不興を買い、
ストレスを与え、嫌われようとするが、
マコノヒーは賭けのために食い下がるしか無いので、
どんなにひどいことをされようと、
大変なメに遭い続けることになる。
これがまた本当にひどくてウザくて、
映画中のさらに演技だと分かっていてもマコノヒーがかわいそうになる。
もしマコノヒーが嫌いな人はこの映画を見たら好きになれるかもしれない。
マコノヒーへの理不尽な仕打ちも、ケイト・ハドソンの可愛らしさで緩和されはしているが、
もうちょっと途中のパートにも良心の呵責的な演出があれば、より魅力的に見えたんじゃないかなーと思った。
【ここからネタバレ】
最終的にお互いの目的を知って破局→後から相手の本心に気が付きハッピーエンド
という最初から見えている結末だが、
それなりに爽やかな終わりなので悪くはない。
ただ、目的を知ってしまう前に既に二人がいい感じになっているのが
ちょっと理解しがたい感じがする。
ケイトが用意した偽セラピストの助言に従って、
マコノヒーの実家に行くことで仲良くなるくだりは悪くないのだが、
それってケイトがマコノヒーを好きになるきっかけとしては分かるけど、
なんでマコノヒーもケイトを好きになれちゃうのか、
実家に女の子連れて行くとその子を好きになっちゃうモンですかー?
という感じで、ちょっとそこが強引な印象を受ける。
2015年1月27日火曜日
【ネタバレ】リンカーン弁護士
原題:THE LINCOLN LAWYER
制作年度:2011
制作国:アメリカ
個人評価:3.5/5
リンカーンに乗ってる弁護士の話だから「リンカーン弁護士」。
マシュー・マコノヒーの映画。
マシュー・マコノヒーの印象から考えて、
社会はドラマなのかな、と思って見てたら
ミステリーぽいやコレと思ったらサスペンスだった。
もしこれから見る人はネタバレしないで見た方がよろしい。
↓からネタバレします。
マシューはやり手の弁護士ではあるのだが、
検察だけでなく、依頼者もだまくらかしてお金を巻き上げる詐欺師まがい。
どちらかというと悪い奴に分類されるであろう。
そんな時、金持ちのボンボンが娼婦を暴行する事件が起き、
これは金になりそうだと被告の青年を弁護することにする。
娼婦側の証言だと被告の青年がいきなり部屋に来て暴行した と言うが、
被告の証言は娼婦に誘われて部屋に入ったらいきなり殴られて、
目が覚めたら娼婦は怪我をしていて、自分が暴行したことにされていたと言う。
被告の青年は裕福な家庭育ちのボンボンということなので、
さぞひん曲がった野郎が出てくるんだろうと思ったら、
見た目は至って真面目そうな印象。
なので、意外と被告の言う通りなのかも、
これはどっちが正しいのかを突き止めていくミステリーなんだなー
と思っていたら、物語中盤で早々に被告はサディストのサイコ野郎で、
しかもマシューが過去に弁護した事件の真犯人だったことが判明する。
マシューはセコイ奴だが、
自分の依頼人を冤罪で有罪にしてしまったことに衝撃を受ける。
しかし、弁護士は依頼人を守る義務があるため、
どんな証拠を握っても、依頼人を有罪にさせることはできない。
さあどうする?
という意外な展開で、見ていて飽きさせない。
ただ、人物関係が複雑で途中でよく分からなくなってしまったり、
え、そんなんでホントに大丈夫なの?
みたいな作戦があったりして微妙に腑に落ちない箇所もあった。
とはいえ、最終的にはきれいに納まり、楽しめる映画だった。
最後にひとこと、
「リンカーン弁護士」のタイトルは本編をあまり意味してない感じなので、
何か他にいいタイトル付けられたんじゃないかなー とも思う。
制作年度:2011
制作国:アメリカ
個人評価:3.5/5
リンカーンに乗ってる弁護士の話だから「リンカーン弁護士」。
マシュー・マコノヒーの映画。
マシュー・マコノヒーの印象から考えて、
社会はドラマなのかな、と思って見てたら
ミステリーぽいやコレと思ったらサスペンスだった。
もしこれから見る人はネタバレしないで見た方がよろしい。
↓からネタバレします。
マシューはやり手の弁護士ではあるのだが、
検察だけでなく、依頼者もだまくらかしてお金を巻き上げる詐欺師まがい。
どちらかというと悪い奴に分類されるであろう。
そんな時、金持ちのボンボンが娼婦を暴行する事件が起き、
これは金になりそうだと被告の青年を弁護することにする。
娼婦側の証言だと被告の青年がいきなり部屋に来て暴行した と言うが、
被告の証言は娼婦に誘われて部屋に入ったらいきなり殴られて、
目が覚めたら娼婦は怪我をしていて、自分が暴行したことにされていたと言う。
被告の青年は裕福な家庭育ちのボンボンということなので、
さぞひん曲がった野郎が出てくるんだろうと思ったら、
見た目は至って真面目そうな印象。
なので、意外と被告の言う通りなのかも、
これはどっちが正しいのかを突き止めていくミステリーなんだなー
と思っていたら、物語中盤で早々に被告はサディストのサイコ野郎で、
しかもマシューが過去に弁護した事件の真犯人だったことが判明する。
マシューはセコイ奴だが、
自分の依頼人を冤罪で有罪にしてしまったことに衝撃を受ける。
しかし、弁護士は依頼人を守る義務があるため、
どんな証拠を握っても、依頼人を有罪にさせることはできない。
さあどうする?
という意外な展開で、見ていて飽きさせない。
ただ、人物関係が複雑で途中でよく分からなくなってしまったり、
え、そんなんでホントに大丈夫なの?
みたいな作戦があったりして微妙に腑に落ちない箇所もあった。
とはいえ、最終的にはきれいに納まり、楽しめる映画だった。
最後にひとこと、
「リンカーン弁護士」のタイトルは本編をあまり意味してない感じなので、
何か他にいいタイトル付けられたんじゃないかなー とも思う。
2015年1月23日金曜日
【ネタバレ】ベイマックス
原題:BIG HERO 6
制作年度:2014年
制作国:アメリカ
個人評価:3.5/5
ディズニー作品というだけで評価に補正がかかってない?
と勘ぐってしまった作品。
別に悪い出来ではないけど、特別良くもないよね と思う。
映像の見せ方、ストーリーの展開のさせ方は
さすがに大ヒットアニメを量産しているディズニーだけあって
手堅く作ってある感じでワクワクする。
キャラクターもなかなかカッコ良く、
特にカブキマンとベイマックスはやはり秀逸。
ポヨンポヨンのベイマックスは可愛くて良い。
ただ、悪役のカブキマンがイマイチ。
なんかどうも急に悪いヤツになってしまったみたいに見えた。
悪いことをしている動機や、それに至る経緯みたいなのが見えてこないので、
どうにもカブキマンに感情移入できなかった。
ネタバレすると、カブキマンの正体はキャラハン教授で、
昔の実験で娘を異次元に放り出されてしまい、
その実験を強行したクレイに恨みを持っていました という事なのだが、
どうしてキャラハン教授は娘を死んだと断定して異次元に助けに行こうとしなかったのか、
(教え子を巻き添えに殺し、町を破壊し、止めようとする教え子達まで
殺そうとするほど狂ってたとしたら、なぜ助ける方向で狂わなかったのか不思議)
どうしてヒロがマイクロロボットを開発するまで悪くならなかったのか、
(すでに復讐の鬼と化していて、教え子の研究を含めてすべて復讐のための準備だったのだ!
ヒロの発明はその最後の一押しになっただけ!
みたいなくだりがあればまだ納得できたのに)
どうして前半いい人そうだったのに、
後半ヒロや教え子達をまったく躊躇無く襲えるのか、
など、どうもキャラハン教授の人間がうまいこと描けてなくて、
あのキャラハン教授が悪役でビックリ!
という脚本がうまく活かせてない気がする。
ベイマックスのキャラクターがとても良くできていただけに、
ちょっと残念な出来になってしまった感じ。
ベイマックス中心の話ではあったため、
邦題もまあ悪くないと思う。ビッグヒーロー6なんて漫画知らねぇし。
ただ、もし続編があって、ベイマックス中心の話じゃなかった場合、
この邦題はどうなんだろという懸念はある。
制作年度:2014年
制作国:アメリカ
個人評価:3.5/5
ディズニー作品というだけで評価に補正がかかってない?
と勘ぐってしまった作品。
別に悪い出来ではないけど、特別良くもないよね と思う。
映像の見せ方、ストーリーの展開のさせ方は
さすがに大ヒットアニメを量産しているディズニーだけあって
手堅く作ってある感じでワクワクする。
キャラクターもなかなかカッコ良く、
特にカブキマンとベイマックスはやはり秀逸。
ポヨンポヨンのベイマックスは可愛くて良い。
ただ、悪役のカブキマンがイマイチ。
なんかどうも急に悪いヤツになってしまったみたいに見えた。
悪いことをしている動機や、それに至る経緯みたいなのが見えてこないので、
どうにもカブキマンに感情移入できなかった。
ネタバレすると、カブキマンの正体はキャラハン教授で、
昔の実験で娘を異次元に放り出されてしまい、
その実験を強行したクレイに恨みを持っていました という事なのだが、
どうしてキャラハン教授は娘を死んだと断定して異次元に助けに行こうとしなかったのか、
(教え子を巻き添えに殺し、町を破壊し、止めようとする教え子達まで
殺そうとするほど狂ってたとしたら、なぜ助ける方向で狂わなかったのか不思議)
どうしてヒロがマイクロロボットを開発するまで悪くならなかったのか、
(すでに復讐の鬼と化していて、教え子の研究を含めてすべて復讐のための準備だったのだ!
ヒロの発明はその最後の一押しになっただけ!
みたいなくだりがあればまだ納得できたのに)
どうして前半いい人そうだったのに、
後半ヒロや教え子達をまったく躊躇無く襲えるのか、
など、どうもキャラハン教授の人間がうまいこと描けてなくて、
あのキャラハン教授が悪役でビックリ!
という脚本がうまく活かせてない気がする。
ベイマックスのキャラクターがとても良くできていただけに、
ちょっと残念な出来になってしまった感じ。
ベイマックス中心の話ではあったため、
邦題もまあ悪くないと思う。ビッグヒーロー6なんて漫画知らねぇし。
ただ、もし続編があって、ベイマックス中心の話じゃなかった場合、
この邦題はどうなんだろという懸念はある。
【ネタバレ】プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命
原題:THE PLACE BEYOND THE PINES
制作年度:2012年
制作国:アメリカ
個人評価:3.5/5
3部構成になっていて、
それぞれ、ライアン・ゴズリング、ブラッドリー・クーパー、
そしてライアンの息子役のデイン・デハーンが
物語の中心となって話が進む。
最初のパートのライアンのあぶないヤツっぷりが
他の映画の役と違って新鮮である。
導入のシーンや、カーチェイスのシーンが迫力があって良い。
ライアンが結構冷静そうに見えるのに、
いざ銀行強盗の現場になるとテンパってる感じもなんか良かった。
そして序盤にあっさり死んでしまうのも度胆を抜かれる展開だった。
中盤はライアンを撃った警官であるブラッドリーが
いろいろあって同僚の悪徳警官を売って、
検察官としてのし上がっていく話なのだが、
全体的にあまり爽やかな部分が無く、
音楽もやたら暗くて気持ち良くない。
後半はもっと気分の悪い感じの展開になる。
最後だけ爽やかだったのは良かったが。
それぞれのパートの中心人物が
同じ松林の向こうに行くことで人生の転機を迎えるという
タイトルに沿った演出はまあ良いのだが、
その松林になんで因縁があるのかあまり必然性を感じられず、
ライアンの息子が、継父とはいえ良さそうな家庭に育っているのに、
どうしてあんなにひん曲がってしまったのか、
そのへんの必然性もドラマ的に描いて欲しかった気がする。
144分と長いため削られてしまったのかもしれない。
映画リンク
制作年度:2012年
制作国:アメリカ
個人評価:3.5/5
3部構成になっていて、
それぞれ、ライアン・ゴズリング、ブラッドリー・クーパー、
そしてライアンの息子役のデイン・デハーンが
物語の中心となって話が進む。
最初のパートのライアンのあぶないヤツっぷりが
他の映画の役と違って新鮮である。
導入のシーンや、カーチェイスのシーンが迫力があって良い。
ライアンが結構冷静そうに見えるのに、
いざ銀行強盗の現場になるとテンパってる感じもなんか良かった。
そして序盤にあっさり死んでしまうのも度胆を抜かれる展開だった。
中盤はライアンを撃った警官であるブラッドリーが
いろいろあって同僚の悪徳警官を売って、
検察官としてのし上がっていく話なのだが、
全体的にあまり爽やかな部分が無く、
音楽もやたら暗くて気持ち良くない。
後半はもっと気分の悪い感じの展開になる。
最後だけ爽やかだったのは良かったが。
それぞれのパートの中心人物が
同じ松林の向こうに行くことで人生の転機を迎えるという
タイトルに沿った演出はまあ良いのだが、
その松林になんで因縁があるのかあまり必然性を感じられず、
ライアンの息子が、継父とはいえ良さそうな家庭に育っているのに、
どうしてあんなにひん曲がってしまったのか、
そのへんの必然性もドラマ的に描いて欲しかった気がする。
144分と長いため削られてしまったのかもしれない。
映画リンク
花とアリス
制作年度:2004年
制作国:日本
個人評価:4/5
岩井俊二監督の映画は見たことがなかったし、
タイトル的にも少女マンガみたいで惹かれなかったが、
見てみたらけっこう面白かった。
学園ラブコメっぽい雰囲気を醸し出しているのだが、
ストーリーは超展開かつ強引かつ非現実な感じで、
正直着いていけないのだが、
ルー大柴や叶美香が本人そのままの役で出てたり、
高校が明らかに冗談みたいな設定だったりで、
「これはジョーダンなんですからあんまり細かいこと突っ込むだけバカですよー」
という監督のメッセージを受け取れるような演出になっており、
意外とうんざりせずに見ていられる。
なるほどこういう演出の仕方もアリなんだなー と感心した。
制作国:日本
個人評価:4/5
岩井俊二監督の映画は見たことがなかったし、
タイトル的にも少女マンガみたいで惹かれなかったが、
見てみたらけっこう面白かった。
学園ラブコメっぽい雰囲気を醸し出しているのだが、
ストーリーは超展開かつ強引かつ非現実な感じで、
正直着いていけないのだが、
ルー大柴や叶美香が本人そのままの役で出てたり、
高校が明らかに冗談みたいな設定だったりで、
「これはジョーダンなんですからあんまり細かいこと突っ込むだけバカですよー」
という監督のメッセージを受け取れるような演出になっており、
意外とうんざりせずに見ていられる。
なるほどこういう演出の仕方もアリなんだなー と感心した。
2015年1月20日火曜日
ビッグフィッシュ
原題:BIG FISH
制作年度:2003年
制作国:アメリカ
個人評価:5/5
ティム・バートンの映画でも一番好きな映画。
TOHOシネマズのイベントで映画館で見ることができた。
こういう風に昔の映画をスクリーンで見られるのは嬉しい。
なんでも話を「盛って」、面白おかしい冒険話にしてしまう親父と、
それを何百回と聞かされて育ってきた息子のお話。
親父の話は荒唐無稽で魅力的だが、
同じ話を、しかも自分の冒険の自慢ばかりをいつもいつも聞かされては
どんなヤツでもうんざりしてしまうだろう。
しかし、他の人から見たら「面白いホラ話を聞かせてくれる愉快な親父」
としていつでも人気者であり、
この映画を見る人間もその一人となってしまう。
漏れなく僕もそうなった。
ストーリーの2/3くらいは若かりし頃の親父(ユアン・マクレガー)の冒険で、
残りが現在の親父と息子のやり取りといった形で進む。
親父の冒険はほとんどおとぎ話なので、
この映画がファンタジーとして扱われるのもうなづける。
ティム・バートンらしいシュールな演出と、
意外な伏線回収もあったりする脚本が良い。
ユアン演ずる若かりし頃の親父は非常に魅力的で、
次はどんな冒険が来るのかワクワクしながら見ることができる。
制作年度:2003年
制作国:アメリカ
個人評価:5/5
ティム・バートンの映画でも一番好きな映画。
TOHOシネマズのイベントで映画館で見ることができた。
こういう風に昔の映画をスクリーンで見られるのは嬉しい。
なんでも話を「盛って」、面白おかしい冒険話にしてしまう親父と、
それを何百回と聞かされて育ってきた息子のお話。
親父の話は荒唐無稽で魅力的だが、
同じ話を、しかも自分の冒険の自慢ばかりをいつもいつも聞かされては
どんなヤツでもうんざりしてしまうだろう。
しかし、他の人から見たら「面白いホラ話を聞かせてくれる愉快な親父」
としていつでも人気者であり、
この映画を見る人間もその一人となってしまう。
漏れなく僕もそうなった。
ストーリーの2/3くらいは若かりし頃の親父(ユアン・マクレガー)の冒険で、
残りが現在の親父と息子のやり取りといった形で進む。
親父の冒険はほとんどおとぎ話なので、
この映画がファンタジーとして扱われるのもうなづける。
ティム・バートンらしいシュールな演出と、
意外な伏線回収もあったりする脚本が良い。
ユアン演ずる若かりし頃の親父は非常に魅力的で、
次はどんな冒険が来るのかワクワクしながら見ることができる。
2015年1月17日土曜日
【ネタバレ】フルメタル・ジャケット
原題:FULL METAL JACKET
制作年度:1987年
制作国: アメリカ
個人評価:3.5/5
スタンリー・キューブリックの有名な戦争映画。
鬼軍曹がスゴイ映画だと聞いていたが、その通りだった。
前半が訓練生パートで、
いじめられっ子のヴィンセント・ドノフリオと
いじめっ子鬼軍曹のR・リー・アーメイのイチャつきを
これでもかと見せつけられる内容。
ドノフリオがヤバくなっていく様が見ていてとても辛い。
後半は、一応主役のマシュー・モディーンが
後衛の陣地から前線に飛ばされて
人がポンポコ死んでいく様を見せつけられる内容。
正義とか優しさとかそんなの戦場には全然無いんだなあと思わされる。
「パイナップルARMY」読んだ知識通りの展開が
けっこうたくさんあったりするので、「へーっ」と思えた。
いい映画なのかどうかは怪しいところだが、
すごい映画であることは間違い無いと思える。
映画リンク
制作年度:1987年
制作国: アメリカ
個人評価:3.5/5
スタンリー・キューブリックの有名な戦争映画。
鬼軍曹がスゴイ映画だと聞いていたが、その通りだった。
前半が訓練生パートで、
いじめられっ子のヴィンセント・ドノフリオと
いじめっ子鬼軍曹のR・リー・アーメイのイチャつきを
これでもかと見せつけられる内容。
ドノフリオがヤバくなっていく様が見ていてとても辛い。
後半は、一応主役のマシュー・モディーンが
後衛の陣地から前線に飛ばされて
人がポンポコ死んでいく様を見せつけられる内容。
正義とか優しさとかそんなの戦場には全然無いんだなあと思わされる。
「パイナップルARMY」読んだ知識通りの展開が
けっこうたくさんあったりするので、「へーっ」と思えた。
いい映画なのかどうかは怪しいところだが、
すごい映画であることは間違い無いと思える。
映画リンク
【ネタバレ】きみに読む物語
原題:THE NOTEBOOK
制作年度:2004年
制作国:アメリカ
個人評価:4/5
結構ストレートなラブストーリー。
序盤のライアン・ゴズリングの猛アタックが
気に入らない という意見が見られるが、まあ分かる気がする。
やたらとチュッチュしてるのもとても気になるが、まあいい。
全体的に美しい映像が印象的。
また、いかにもなヤな人が出てこないので、さわやかに見ていられる。
前半のお母さんは非常にヤな人だが、
後半のエピソードで印象が急に良くなる。こういうの好き。
レイチェル・マクアダムスの婚約者も
イケ好かないヤツかと思ったら、すげえ器のでかいヤツだったりして驚く。
最後のおじいちゃんが泣いちゃうシーンが
迫真の演技過ぎていつも泣かされてしまう。
映画リンク
制作年度:2004年
制作国:アメリカ
個人評価:4/5
結構ストレートなラブストーリー。
序盤のライアン・ゴズリングの猛アタックが
気に入らない という意見が見られるが、まあ分かる気がする。
やたらとチュッチュしてるのもとても気になるが、まあいい。
全体的に美しい映像が印象的。
また、いかにもなヤな人が出てこないので、さわやかに見ていられる。
前半のお母さんは非常にヤな人だが、
後半のエピソードで印象が急に良くなる。こういうの好き。
レイチェル・マクアダムスの婚約者も
イケ好かないヤツかと思ったら、すげえ器のでかいヤツだったりして驚く。
最後のおじいちゃんが泣いちゃうシーンが
迫真の演技過ぎていつも泣かされてしまう。
映画リンク
【ネタバレ】エターナルサンシャイン
原題:
ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND
制作年度:2004
制作国:アメリカ
個人評価:4/5
ギャグじゃないジム・キャリーとケイト・ウィンスレットの映画。
冴えない男と突飛な女のしっとりしたラブストーリーかなー
と思いきや、突然SFな展開になってびっくり。
とはいえ冴えない男と突飛な女のラブストーリーではある。
特に説明無く作品中の時間が前後するため、
見ていて頭が混乱するのだが、
二度目に見ると、ミステリーの謎解きのように集中できて楽しめる。
記憶が消えていく演出が
非現実的で恐ろしく、とても印象的。
あとイライジャ・ウッドの扱いがひどいのも印象的。
映画リンク
制作年度:2004
制作国:アメリカ
個人評価:4/5
ギャグじゃないジム・キャリーとケイト・ウィンスレットの映画。
冴えない男と突飛な女のしっとりしたラブストーリーかなー
と思いきや、突然SFな展開になってびっくり。
とはいえ冴えない男と突飛な女のラブストーリーではある。
特に説明無く作品中の時間が前後するため、
見ていて頭が混乱するのだが、
二度目に見ると、ミステリーの謎解きのように集中できて楽しめる。
記憶が消えていく演出が
非現実的で恐ろしく、とても印象的。
あとイライジャ・ウッドの扱いがひどいのも印象的。
映画リンク
バベットの晩餐会
原題:BABETTE'S FEAST
制作年:1987年
制作国:デンマーク
個人評価:3/5
ユーザーレビューの非常に高い作品だが、
僕にはあんまりよく分からなかった。
雰囲気は良かった。
※yahoo映画リンク
制作年:1987年
制作国:デンマーク
個人評価:3/5
ユーザーレビューの非常に高い作品だが、
僕にはあんまりよく分からなかった。
雰囲気は良かった。
※yahoo映画リンク
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